2024年12月の記事一覧
令和7年 年頭挨拶【R7.1.1】
川口北高校のホームページをご覧の皆様、あけましておめでとうございます。昨年はたいへん多くの皆様にこのホームページをご覧いただき、本当にありがとうございました。今年も引き続き川口北高校をよろしくお願いいたします。
さて、昨年は令和5年の創立50周年を記念してリニューアルされた新制服の導入や学校広報活動の活性化、探究活動の大幅な改革など、川口北高校にとってたいへん大きな挑戦の1年となりました。 その中でも広報活動の活性化については、SNS等による情報発信が全盛の世の中であるがゆえ、学校ホームページや公式 Instagram の充実に力を注ぎ、学校の発信力を強化することに努めてきました。学校として素晴らしい取り組みをしていたとしても外に発信していかなければ理解をしてもらえません。在校生やその保護者の皆様だけでなく、将来川口北高生になる中学生や小学生、またその保護者の皆様、さらには18000人を超える同窓生や地域の方々にとっても学校からの情報提供は必要だと考えています。
学校ホームページでは、生徒たちの活動の様子やその雰囲気を伝えられるように画像を多用し、更新の頻度を増やすなどの一部リニューアルを図り、結果としてその閲覧数が飛躍的に伸び始め、令和6年度に入ってからは1日の平均閲覧数が約6600件、1日あたりの閲覧数が14万件を超える日(令和6年6月16日に記録)もあり、本校に興味を持っていただける方々が確実に増加していると実感しています。また令和5年7月に開設した公式 Instagram も令和6年9月初旬にはフォロワー数が3000件を突破し、中学生やその保護者の皆様、また在校生の保護者の皆様にとっても、学校の活動の様子がよくわかってありがたい、という評価も頂いています。さらに自分たちの活動が外部に紹介されることにより、本校の生徒たちがより一層高い志を抱くというモチベーションの向上にも役立っています。こうした地道な取り組みから相乗効果も生まれ、今後の学校の発展に好影響を与えていくものと考えています。
次に教科指導、教育実践についてですが、今年度から川口北高校は国の高等学校 DX 加速化推進事業の「DX ハイスクール指定校」となり、デジタル分野を支える人材育成等に積極的に取り組むことになりました。今までも「アクティブラーニングと ICT活用とのベストミックス」と表される授業は当たり前のように行われてきましたが、さらにそれが加速・発展することになります。他の公立高校よりも1年早く導入した iPad は既に全校生徒が持ち、通常の授業や学校行事ではもちろんのこと、少人数グループによる相互交流や学び合いなどの学習活動にも生かされています。また教員の授業等でのタブレット端末の活用状況は、埼玉県内でもトップクラスだと言っても過言ではありません。それに加えて新たな学習指導要領に掲げられている「主体的・対話的で深い学び」の視点に立った授業改善を一層進めるためには、今までにない新しい発想に基づく授業実践が必要となります。
そこで川口北高校では「新しい学びを創る会」という教員の自主的な研修組織が設けられ、デジタルツールの活用を含む授業力の向上に励んでいます。ただ物事を教え込むだけの従来型の授業では得られない、新たな時代の学びに対応するために不可欠な取り組みだと考えています。 今後は「総合的な探究の時間」に年度当初から新たに導入した 「全学年縦割りのゼミナール方式(総探ゼミ)」による授業実践が、生徒の主体性や協調性を育み、対話的で深い学びに結びつくものとして期待しています。また、この実践が他の授業にも効果的に波及し、従来の詰め込み型の講義形式の授業をもっと工夫・改善し、時には教員が指導者ではなく伴走者となって生徒の学習意欲を高め、自ら学ぶ姿勢を身につけさせられるような最先端の学びを追求していこうと考えています。
以上のような大きな挑戦の他にも学校行事や定期テストなどに関する様々な改革を進めてきましたが、何より1番大切なことは生徒1人ひとりを大切にする教育を実践することです。そのためには文武両道の精神のもと、授業を基本とする教育活動を大切にすること、また校長面接を始めとする2者面談や3者面談などの個々の生徒に対応する機会を重視すること、そして生徒、保護者、教職員からなる「チーム川北」が上手く機能していくことが重要だと考えています。さらには今までよりも一層、PTA・後援会の組織や同窓会などの皆様との対話と協力を大切にして、川口北高校を応援していただけるように絆を深めて行きたいと考えています。
最後になりますが、本校の目指す学校像は「文武両道の精神のもと、高い志と品格を備えた未来を開くグローバルリーダーを育成する学校」です。半世紀に渡って諸先輩方が培ってきた伝統と校風を基本としながら、新しい世の中の変化にも柔軟に対応できる指導体制を整え、1人ひとりの生徒が自立した学習者としての意識を高め、目指す学校像を実現できるよう日々の教育活動に邁進してまいります。 令和7年も引き続き川口北高校の生徒たちの自己実現のため、そして川口北高校の発展のため、皆様のご理解とご協力、そして応援をよろしくお願いいたします。
埼玉県立川口北高等学校 校長 高松 健雄
令和6年度12月全校集会 校長講話【R6.12.21】
川口北高校は2学期制のため、今日は2学期終業式ではなく、冬休み前の全校集会が実施されました。以下、校長講話の内容(原稿なので一部変更有り)になります。
「自分で決めて実行すること」
皆さん、おはようございます。早いもので、今年も残すところ今日を入れてあと11日、また多くの3年生にとっては、受験の最初の山場である共通テストまで28日となりました。
今年1年を振り返ってみると、学校全体としては勉強と部活動の両立を図ろうと、皆さんよく頑張ったと思います。文化部、運動部を問わず、全国大会や関東大会に進出したこと、県大会レベルでも活躍できたこと、結果はともかく自ら立てた目標が実現できたなど、川北生らしく自分の力を最大限に発揮して、文武両道の精神のもとそれぞれが頑張ったことと思います。
そこで今日は、今年1年を総括する意味で1つのことだけに絞って話をしたいと思います。 皆さんがこれから生きていく社会は、今までの常識や固定観念が当たり前のように書き換えられ、変化の大きい社会になると言われています。そこを生き抜くためにも、必要なことだと思うので、全校生徒に向けて話をしますが、中でも一番伝えたいのは、3年生。特にこれから一般受験を迎える49期生の受験生の皆さんになります。
受験が間近に迫ったこのタイミングで、いつも話すことですが、今までの偏差値の伸び具合などとは関係なく「せめてこの冬休み期間と共通テストまでのおよそ1カ月間だけは、死に物狂いで勉強をして、最後まで頑張り切ろう」ということができるかどうかという話です。
ここで頑張れて、希望の大学に合格する人、またはこの1カ月頑張ったんだれども希望の大学ではないにしろ、それ以外の大学に合格をした人については「頑張ろうと決めて実行できた」という意味では納得ができることだと思います。
なぜなら「自分はこの1カ月間は頑張れた、けれどもそこまでの準備が足りなかったから受からなかった」というのは将来、振り返った時に「自分がいざという時は頑張れることが分かった」という点において問題はないのだと思います。
一方で心配なのは、合格はしたものの「この1カ月間は何となく頑張り切れなかった」という人、つまり自分は一応結果は出せたけれど、「たったの1ヶ月間をも頑張ることができない人間なのか」という思いを抱えて、これから生きていかなければならない人、そしてそうなるかどうかは皆さん次第だということです。
私は日頃から、校長面接の時にも短い計画を立てて、それを実行することが大切だと言ってきました。他人に言われたことではなく「自分で決めたことをやり切ること」が重要なことだと思っています。そういう意味でも受験生である3年生の皆さんには、この冬休みの期間と共通テストまでのおよそ1か月間については・・・
まず1つ目。初心に戻り、規則正しい生活をして、自分で立てた計画を実行すること。2つ目。夜型の勉強に慣れてしまって、朝起きられないことがないように、また、少なくとも勉強が追いつかないからと言って予備校や自分の部屋に閉じこもって、生活のリズムを崩して健康を害したり、その後の学校生活がボロボロにならないようにすること。3つ目。辛くなったら自分一人で悩んだりせず、家族、友人、先生など誰でも良いので話をするなどして、落ち着いて、穏やかに受験勉強に打ち込むこと。以上3点に気をつけながら、そして今まで生きてきた中できっと一番高いであろう壁を乗り越えられるように、気持ちを引き締めて頑張ってほしいと思います。
まとめになりますが、今日この話だけに絞った理由は、受験生以外であっても、川北生である皆さんに望むことはほぼ同じでいつも言っている「凡事徹底」を貫ける人になってほしいと思っているからです。努力をした上での結果も確かに大事ですが、そこまでのプロセスを重視して、全校生徒の皆さんが勉強でも、部活動でも、学校行事であっても「自分で決めた計画を実行に移す」という基本中の基本を今一度確認してこの冬休みを充実したものにしてほしいと思います。それでは、良い年をお迎えください。