2024年1月の記事一覧
1月9日 全校集会 校長講話「災害への対応と新年に期待すること」
皆さん明けましておめでとうございます。新年は新たな目標を立てるなど、順調に進んでいるでしょうか。本来であれば、明るい未来への話をしたいところですが、まずは、能登半島地震と羽田空港の事故について触れたいと思います。
元日の夕方、能登半島では、関東地方でも相当な揺れを感じる「震度7クラス」の地震がおこりました。これだけでも、「正月気分どころではない」と思っているところへ、1月2日の羽田空港での飛行機事故があり、とんでもない年明けになってしまいました。
どちらも被害に遭われた方々には、ご冥福をお祈りし、そしてお見舞いを申し上げたいと思います。また、こういう時だからこそ、生徒の皆さんにも、災害や事故について改めて考えてもらいたいということ、私たちが今できることを考え、精一杯やらなければいけないということをお伝えしようと思っています。地震については、津波の被害こそ東日本大震災に比べて少なかったにせよ、やはり津波の怖さを改めて思い出しました。また、あれだけ大きな揺れで家屋が倒壊したり、道路が陥没したり、火災がおこったりしたことで、やはり自然災害には人間の力など、本当にちっぽけなものだ、ということを思い知らされました。まだ、行方不明の方がいたり、避難生活をしている人たちが多数います。1人でも多くの方の命が助かり、その生活が1日でも早く元に戻るようお祈りしたいと思います。ただ、ひとつだけ言えることは、東日本大震災などのさまざまな経験から、避難をはじめとする対応力や、その後の災害への動きの速さについては、ある程度は進歩・工夫されているのだということも確認ができました。
もう一方の、羽田の飛行機事故については、「日航機の乗客乗員が全員無事だったことは奇跡的だ」と、国内外からもとても高い評価を受けています。そこでは、衝突後、炎が上がった後の避難の際に、機長との連絡がうまくいかなかったにもかかわらず、客室乗務員の方が適切に判断し、乗客の皆さんがその指示にしっかりと従い、行動ができたからこその結果なのだと思います。犠牲者が出たことはたいへん残念ですが、それが最小限で済んだことは、不幸中の幸いですし、普段から、皆さんが行っている学校や職場での訓練の重要性を改めて感じることができました。皆さんに改めて伝えますが、災害や事故はいつ襲いかかってくるかわかりません。日常の備えと行動、そして経験値を高めるための防災訓練などを大切にしてください。
さて今日は、災害の話をしたこともあり、新年を迎えるにあたって、ひとつだけ皆さんに期待することをお話します。3年生の皆さん。今まで、自分を追い込み、日々努力を重ね、受験に向けての準備をしてきたと思います。努力は決して裏切りません。今週末にはいよいよ共通テストです。試験会場は本校で行われます。それをぜひ、自分にとってプラスにしてください。試験会場に向かうのに余裕をもった時間で起きたり、その時間のペースで家を出たりして、あと数日は身体のリズムを整えましょう。今まで、高いレベルでの文武両道を目指して努力してきた皆さんなら必ず、自分の実力を発揮してくれるものと期待しています。
1、2年生の皆さんは、これからの3ヶ月がとても大切です。2年生は3年生に向けての「いわゆる0学期」のスタートです。「先んずれば人を制す」とも言います。1年生は、自分の苦手科目を克服するなどして、進路選択の幅を広げてください。出来ないことの「愚痴」や「言い訳」、周囲の環境に対する「不満」や「不平」は非生産的です。どうしたらできるのか、どうすれば成果をあげられるのか、自分が置かれた立場で工夫をし、物事を考えてください。
最後になりますが、ひとつ良いお知らせを紹介します。今朝ほど、茨城県の稲戸井駅の方から学校あてにお礼の電話がありました。詳しいことまでは言いませんが、1月6日に本校の生徒が、ケガだか病気の方の救急対応をしてくれて、本当に助かった、感謝しているというものでした。対応してくれた生徒、本当にありがとうございました。校長としてとても嬉しく、また誇りに思っています。
新年早々、厳しい話が多かったと思いますが、寒い日がまだまだ続きます。風邪などひかないよう、十分な計画と実行力でこの冬を乗り切ってください。