2023年3月の記事一覧
書の甲子園(国際高校生選抜書展)入選
毎年開かれている『書の甲子園(国際高校生選抜書展)』において、1年8組の門間千織さんが入選しました。今年は全国(一部海外から)から、10,688点の応募作品がありました。本校書道部の1,2年の生徒13名も応募しました。入選は全国で1,800名、入賞は200名です。
夏休み中、何枚も作品を書き、納得のいく作品を送りました。部としての練習時間を過ぎても残って練習する部員も何名もいました。
例年、入選者と入賞者の作品は大阪市立美術館に展示されますが、今年は大阪市立美術館が改修工事のため、兵庫県立美術館王子分館に入賞者の作品のみの展示となり、入選者の作品は展示されませんでした。
門間千織さんは、聖書王義之(おうぎし)の『蘭亭序』の一節を書きました。書いた部分の書き下し文は、「天朗かに気清く、恵風和暢す。仰いでは宇宙の大なるを観、俯しては品類の盛んなるを察す。目を遊ばしめ懐を騁する所以にして、以て視聴の娯しみを極むるに足れり。」となります。そしてその現代語訳は、「天空はほがらかに晴れて空気は澄みわたり、そよ風はやわらかでのどかであった。ふり仰ぐと宇宙の広々としたさまが見わたせ、俯くと万物の盛んなさまが明らかに見てとれる。目を遊ばせ懐いを存分に馳せることができるというわけで、視たり聴いたりする娯しみを極めつくすに十分である。」となります。
作品は現在、校長室に飾られています。次の入選者が出るまで飾られることになります。以下に校長先生と校長室で撮った写真と一人で作品の隣で撮った写真を載せます。