12月22日 全校集会 校長講話「夢を描くことから始めてみませんか」
皆さん、おはようございます。早いもので、今年も残すところ、今日を入れてあと10日、3年生にとっては、共通テストまで3週間となりました。
今年1年を振り返ってみると、コロナ禍が落ち着き、勉強でも部活動でも、ほぼ通常通りにできるようになりました。校長の立場から見て、学校全体としては、勉強と部活動の両立を図ろうと、よく頑張ったと思います。文化部、運動部を問わず、関東大会や全国大会に進出したこと、またそれ以外のところでも自分たちの力を発揮して、それぞれが活躍をしたことが今年はたくさんありました。
私としては、こうした皆さんの活動の様子を、ホームページやインスタグラムで発信してきましたが、学校の魅力を外部に伝えながら、皆さんの「人」としての成長をたいへん強く感じることができたと思っています。
さて、今年の4月から12月までの校長面接では1,000人以上の皆さんと話をしました。そこでは、様々な夢や希望を持ち、時には迷ったり、もがいたりしながらも、この川口北高校で充実した毎日を送っているということを聞くことができました。その中で強く印象に残ったことは、「大きな夢や希望を語っている人ほど、日々の努力を重ねている」という事実です。逆に言えば、日々の努力が足りないと感じている人は、将来のことも未確定だったり、まったく考えていない、ということもあったと記憶しています。
そこで今日は皆さんに、ディズニーランドの創始者であるウォルト・ディズニーの有名な言葉を紹介したいと思います。それは・・・・・「 If you can dream it , you can do it. 」です。
日本語では「夢を描くことができれば、それは実現できる」というものです。
例えば、家を作ろうとしたら、まず「設計図」を書いて、どんな形にするかを決めてから作るように、夢を実現させるためには、まずは「思い描くこと」から始めなければいけないということです。今、ここにいる3年生の中には、受験直前でネガティブな気持ちになっている人が結構いると思います。第1志望校への合格を勝ち取りたいのなら、まずは合格が実現した後のことを鮮明にイメージすることが大切です。
そしてもう一つは、今日の段階で多少模試の成績などが伸びていないとしても、それはこの際、気にせずに、まずは今日から共通テストまでの3週間、過去最高に必死になって勉強してみてください。そして、朝型の勉強を貫いてください。たったの3週間では、どうにもならないと思うかもしれませんが、実はここで頑張れるか、頑張れないかが皆さんの一生を左右する大切な期間だと私は思っています。
少し大げさに言うと、今日からの3週間、必死に頑張って受かった人、あるいは必死に頑張ったけれど、第1志望校には受からなかった人については、「この3週間は、とにかく頑張れた」とか、「必死に頑張ったけれど、それ以前の準備が足りなかったから、第1志望校に受からなかった」ということであれば、それなりに納得はできるのだと思います。しかし、ダメなのは、「この3週間、必死に頑張ることもせず、結果としてそれなりの大学には受かったけど、最後は何となく頑張れなかった」とか、「やろうと思ってはいたけれど、たったの3週間でさえも、自分は頑張れなかったんだ」という気持ちのまま、受験シーズンを終えることです。その場合、今は感じないかもしれませんが、将来、自分に対する悔しい思いをずっと引きずっていくことになるかもしれません。とにかく、今日からの厳しい冬の3週間を「必死になって頑張れた」「やるべきことはやり切った」と胸を張って言えるように、全力で机に向かってください。そして、朝型です。チーム川北の応援団長として見守りたいと思います。
1・2年生についても、これに通じる所があると思いますが、文武両道の精神を掲げる川北では、勉強と部活動の両立、自学自習、黄金サイクルの徹底など、どんなことでも当たり前のことを当たり前にやる、いわゆる「凡事徹底」を皆さんに求めています。全ては、高校を卒業してからの人生を豊かに、幸せに、そして充実したものにしてほしい、という思いから、皆さんにはレベルの高い、ある程度、厳しい要求をしています。ぜひ、最後までやり切った自分自身の未来の姿を描いてみてください。その上で、日々の地道で、着実な努力を積み重ねてください。
そこで1・2年生の皆さんには、私から冬休みの宿題です。それは、かねてから全校集会や校長面接でも、私が皆さんに言っている「目標を立てる」ということです。ウォルト・ディズニーの言う「夢を描くこと」とは、皆さんの現実に置き換えれば、まさしく、それぞれの個性や能力を生かした「将来の目標を立てる」ということです。そして、そこから逆算して、いつまでにどんな力をつける必要があるのか、何をどのくらいやれば良いのかという期限や数値目標を設定してください。
また、目標が大きすぎたり、長すぎたりすると、雲をつかむような話になってしまいがちです。そうならないためには、まずは短期の、短いスパンの目標を立てることです。そして、目標が達成できたかどうか、結果を自分で検証し、上手くいかなかったならば、修正を加え、再度チャレンジをすることです。ここで一番ダメなのは、目標すら立てずに、目標に向けた努力を1ミリもしないことです。まずは「明日から」ではなく、「今日から」小さな目標への挑戦、スモールステップを実行してみてください。
最後に、有名なフレーズですが、皆さんにアメリカのウイリアム・ジェームズという心理学者の言葉を贈って、今年を締めくくりたいと思います。
「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。」
風邪などひかないように健康に留意して、事故なく、充実した冬休みを過ごしてください。